○時間後にシャットダウン!シャットダウンの予約方法|バッチファイル作成方法も

そろそろ寝たいけどPCはもう少し動かしたい!
出かけたいけど後1時間はシャットダウンできない!
音楽を流しながら寝たい!

決めた時間にシャットダウンはできる?

PCには指定した時間にシャットダウンするといったことは、いつもシャットダウンしている手順では設定することができません。

ただ、指定した時間にシャットダウンの設定するのは意外と簡単です。

新しくアプリをインストールすること無く、設定した時間が経過したらシャットダウンする方法について解説します。

放置ゲームなどで使用するのも便利です。

目次

コマンドプロンプトのコマンドを使ってシャットダウン

WindowsPCにもとから利用することができるコマンドラインの「コマンドプロンプト」を利用することで、決めた時間後にシャットダウンすることが可能になります。

コマンドプロンプトの起動

コマンドプロンプトは以下の方法で開くことができます。

ファイル名を指定して実行

  1. Windowsキー+R
  2. ファイル名を指定して実行に「cmd」と入力

検索から

  1. 検索アイコンをクリックして、「cmd」を検索
  2. コマンドプロンプトをクリックして開く

エクスプローラーから

  1. エクスプローラーを開く
  2. パスが表示されている部分に「cmd」と入力
    ※エクスプローラーを開いていたパスに移動した状態でcmdが開かれます。

停止コマンド

以下のコマンドを入力することで、時間を指定してシャットダウンすることが出来ます。

shutdown -s -f -t 7200

コマンド/オプション意味
shutdownシャットダウン、再起動などを実行することができるコマンド
-sシャットダウンを指定
-f○○が開かれています。という表示でシャットダウンできない場合も、強制的に閉じてシャットダウンします。
強制的にシャットダウンしない場合は消して問題ありません。
-t時間を指定
7200秒で指定します。
この場合は2時間後にシャットダウンする(1時間=3600秒)

シャットダウンの予約が完了した場合は、通知欄に以下のようなポップアップが表示されます。
時間も表示されるので間違いないか確認してください。

シャットダウンをキャンセルしたい場合

シャットダウンの予約をしたはいいけど、やっぱりキャンセルしたい!と思った場合はキャンセル用のコマンドを実行することでキャンセルすることが出来ます。

shutdown -a

キャンセルが成功すると、以下のような通知が表示されるので確認してください。

バッチファイルを作成すると便利

頻繁に利用する場合、毎回コマンドプロンプトを起動してコマンドを入力して・・・というのは面倒です。

そんな時は、バッチファイルとして一つ作成しておくことでコマンドを調べたり、手入力する必要なく予約できます。
スペルミスも防げるので便利です。

作成方法

バッチファイルの作成自体は簡単です。

  1. テキストエディター(メモ帳でもOK)を開く
  2. テキストエディターにシャットダウン予約コマンドを入力
  3. 保存時に拡張子を「.bat」で保存する

一定時間後にシャットダウン

バッチファイルを実行すると、指定している時間がたった後にシャットダウンするように設定できます。

変更箇所はshutdown -s -f -t 3600の赤字部分です。
秒での指定のため、1時間は3600、2時間は7200と指定したら大丈夫です。

1時間から2時間に変更した場合、echo 1時間後に~の部分も2時間後に~に変更してください。

コピペ用コマンド

@echo off
shutdown -s -f -t 3600
echo “1時間後にシャットダウン予定です。キャンセルコマンドは[shutdown -a]”
pause

時間を入力して時間指定

バッチファイルを実行したときに自分で時間を入力したい場合に使えます。
何度か使ってみましたが、問題なく予約することが出来ました。

このバッチファイルでの時間入力は、時間(h)を入力したら良いようになっています。
1時間後であれば、「1」と入力するだけで大丈夫です。

使用する場合は、初回に念の為テストとして10など入力して動作確認をお願いします。

コピペ用コマンド

@echo off
setlocal
echo “シャットダウンの予約”
set /p input_time=”シャットダウンの時間を入力してください:”
set /a time=input_time*3600
shutdown -s -t %time%
echo %input_time%”時間後にシャットダウン予定です。キャンセル[shutdown -a]”
pause

実行時の表示

バッチファイル実行時に文字化けしてしまう場合

バッチファイルを実行したときにこのような文字化けになってしまうことがあります。

原因はファイル保存時の文字コードがWindowsに対応していないものになっているためです。

テキストエディタでバッチファイルを開いて、「ANSI」や「SJIS」で再度保存してください。
ANSIとSJISで正常に表示されました。

文字コード変更方法
メモ帳

メモ帳の場合は「文字コード」のプルダウンから変更できます。

サクラエディタ

サクラエディタを使用している場合は「文字コードセット」のプルダウンからSJISを選択できます。

それ以外については変更不要です。

利用時の注意点

シャットダウンの予約は便利ですが、利用時は注意が必要です。
ファイルのデータが消えてしまったり、データの処理中にシャットダウンしてデータが破損してしまう可能性があります。

処理が終わった後にシャットダウンさせたい場合は余裕を持った時間設定がオススメです。

キャンセル忘れ

シャットダウンの予約をした状態で作業を行っていた場合、キャンセルを忘れていると強制的にシャットダウンされてしまいます。(-fオプションを付けていた場合)

何かデータを作成していた場合、保存していないと消えてしまう可能性が高いです。

シャットダウンの予約をしたけど作業を続ける場合は、予約はキャンセルしておいたほうがいいです。

保存忘れ

シャットダウンの予約をした場合は、開いているファイルすべてを保存して閉じておくのをおすすめします。

保存を忘れた状態で放置してしまうと、シャットダウン時に保存されずに閉じてしまいます。

まとめ

シャットダウンの予約を利用することで布団に入った後や出かけた後数時間後にシャットダウンすることができるようになります。

余計な時間起動する必要が無くなるので電気代の節約にも繋がります。

注意点として作業中のファイルなどはしっかり保存して閉じておきましょう。

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