タブレットの中ではかなりの低価格で利用することができるAmazonのFireHDに新型が登場しました。
Fireシリーズは種類が多く、それぞれ価格や性能が違います。
よく確認せずに買ってしまうと、性能が足りず満足に使えないといったことになってしまうかもしれません。
今回は現在販売されているFireHDと性能を比較しまとめました。
どのFireシリーズを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
全FireHDとのスペック比較
まずはじめに、Amazonで販売されているFire全シリーズを比較しました。
モデル | ![]() Fire 7 | ![]() Fire HD 8 | ![]() Fire HD 8 Plus | ![]() NEW Fire HD 10 | ![]() NEW Fire HD 10 Plus | ![]() NEW Fire HD 10 エッセンシャルセット | ![]() NEW Fire HD 10 Plus エッセンシャルセット |
CPU | 1.3GHz クアッドコア | 2.0GHz クアッドコア | 2.0GHz クアッドコア | 2.0GHz オクタコア | 2.0GHz オクタコア | 2.0GHz オクタコア | 2.0GHz オクタコア |
メモリ | 1GB | 2GB | 3GB | 3GB | 4GB | 3GB | 4GB |
ストレージ | 16/32GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB |
解像度 | 1024 x 600 (171ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) |
バッテリー | 最大7時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
価格 | ¥5,980 から | ¥9,980 から | ¥11,980 から | ¥15,980 から | ¥18,980 から | ¥24,980 から | ¥27,980 から |
USBポート | USB 2.0 | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) |
ワイヤレス充電 | – | – | 対応 | – | 対応 | – | 対応 |
ワイヤレス キーボード | – | – | – | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
備考 | – | – | – | – | – | 以下2点がセット ・キーボード付きカバー ・Microsoft 365 Personal(最新 1年版)|オンラインコード | 以下2点がセット ・キーボード付きカバー ・Microsoft 365 Personal(最新 1年版)|オンラインコード |
タイトル | Amazonで確認 | Amazonで確認 | Amazonで確認 | Amazonで確認 | Amazonで確認 | Amazonで確認 | Amazonで確認 |
複数のモデルが販売されていますが、それぞれ細かいスペックが異なります。
各モデルの特徴について簡単に解説します。
Fire 7

「Fire 7」はFireシリーズの中で最も安く入手できるモデルです。
その価格も5,980円から購入することができ、タブレットとは思えない価格です。
セール時を狙うと更に安く買えることもあります。
価格が安い分、スペックなどの面で快適に使えない可能性があります。
- CPUのスペックが最も低い
- メモリが1GBしか搭載されていない
- 解像度が低い
- 価格が最も安い
- Kindleよりも安く入手可能
- コンパクトで持ち運びやすい
- 用途によっては高コストパフォーマンス
スペックの低さが目立ちますが、用途を限定させればかなり便利に使うことができます。
価格も安いのでコストパフォーマンス抜群です。
- Alexa
- 声だけの操作で買い物ができたり、音楽を流したりできます。
- 置き時計
- 時計のアプリをインストールすることで、ディスプレイ付きの時計としても使うことができます。
- 読書
- Kindle本を購入する機会が多い場合は読書用の端末としても利用できます。
Kindleの半分程度の価格で購入できるのでコストパフォーマンスも良いです。 - PrimeVideo
- Prime会員であれば視聴できるPrimeVideoの視聴用端末としても使えます。
他シリーズと比べて解像度が低いのが難点です。
逆に、ゲームを動かしたり、Amazonアプリストアからいろいろなアプリを入れて楽しみたいと考えている方はより上位のモデルを買ったほうが後悔しないかと思います。
Fire HD 8

スペック、価格でバランスが良いシリーズが「Fire HD 8」です。
画面サイズの大きさやスペックがちょうどよく、様々な用途に対して快適に利用することができます。
- 価格がFire 7から倍くらいに上昇
- Fire 7とFire HD 10のいいとこ取り
- ゲームも動かせるスペック
- HD画質
Fire 7と比べるとCPU・メモリともにスペックが上がっており、画面サイズもアップしています。
画質もHDとなり、PrimeVideoなどの動画をより楽しく観られるかと思います。
サイズ感もちょうど良く、片手でも持ちやすく持ち運びもしやすいです。
簡単なゲームであれば問題なく遊ぶことができるのも良いポイントです。
- 2Dのゲーム
- 3D麻雀
読書や動画鑑賞をメインに、少しだけゲームも遊びたい!といった方にオススメです。
ゲームをやる予定の方は、メモリが多い「Fire HD 8 Plus」にしておいたほうが快適に遊べるかと思います。
Fire HD 10

新しく販売されたFire HD 10のNweモデルです。
FireHDの中では最もスペックの高いシリーズです。
Newモデルが登場する前にもFire HD 10は販売されていましたが、そこまでスペックが高いわけではありませんでした。
スペックで選ぶとFire HD 8 Plusの方が良いというレベルでしたが、今回のNewモデルではスペックが一番高く、スペックで選ぶならFire HD 10一択という状態になりました。
また、大きな特徴の一つとしてFireHD7や8には無いワイヤレスキーボードに対応しているというものがあります。
- 価格が最も高い
- サイズが大きく持ち運びづらい
- ワイヤレスキーボードに対応
- 最も画面サイズが大きく、フルHD画質
- 最も高いスペック
Fireシリーズの中では最も画面サイズが大きくなっていますが、メリットにもデメリットにもなります。
画面サイズが大きいことでネットサーフィンや動画の視聴はかなり快適になりますが、手に持って長時間使うのが大変になってきます。

寝っ転がって使うと腕が疲れる・・・
ということになるかもしれません。
Fire HD 10を使う場合は、キーボード対応などもありテーブル上などに置いてから使う機会が多くなるかと思います。
できるだけ快適にゲームで遊びたいと思っている方は「Fire HD 10 Plus」を選んでおけば安心かなと思います。
ワイヤレスキーボードが付属していないものであれば、 ¥18,980 からとそこまで価格も上がらないので買いやすいかと思います。
初期状態ではAmazonアプリストアでのアプリ入手となりますが、配信されていないアプリも多々あります。
非公式ですがGooglePlayをインストールすることで、Amazonアプリストアで利用できないアプリを利用することも可能です。
Fire HD 10には「Microsoft 365 Personal 1年版」が付属したものも販売されています。
用途に合わせて選びましょう。
Plusとは?
Fire HDのモデルには「Plus」がついたものがあります。
- Fire HD 8 Plus
- Fire HD 10 Plus
このPlusがついたモデルについて簡単に説明します。
Plusがついたモデルは2つの特徴があります。
メモリが+1GB
Plusになることで、搭載されているメモリの量が1GBプラスされます。
- Fire HD 8
- 2GBから3GB
- Fire HD 10
- 3GBから4GB
メモリの容量が多いことで、アプリの動作がよりスムーズになったり、複数アプリを同時に起動しやすくなったりとメリットはかなり大きいです。
メモリが足りないと、動作がカクカクしてしまったりそもそも動かすことができなかったりします。
ゲームを動かしたいと考えている方は、Plusを選んでおけば安心です。
逆に、動画を見たり読書に使いたいと考えている方は、Plusが付いていないものでも十分使えるかと思います。
メモリの容量は後から増やすことができないため、不安な方はPlusにしておきましょう。
ワイヤレス充電に対応
Plusのもう一つの特徴として、「ワイヤレス充電」に対応しているというものがあります。
ワイヤレス充電器自体は別売りとなってしまうので別途購入する必要がありますが、置くだけで充電できるのはかなり便利です。
Fire HD 専用のワイヤレス充電器も販売されており、充電器兼スタンドとして使うことができます。
バッテリーを気にせず映画を視聴したり、Alexa用に使用できるなどかなり便利です。
Fire HD用のカバーを付けた状態でも問題なく充電できます。

一緒に買うと便利な物

Fireを使う際に一緒に買っておくと便利なものを紹介します。
Fireだけでも便利ですが、一緒に使うことでより便利になったり快適に使えたりします。
MicroSD
FireシリーズはMicroSDに対応しています。
本体のストレージ容量は16~64GBと少なく、Kindle本やPrimeVideoを本体へダウンロードしているとすぐに容量が無くなってしまいます。
MicroSDを使用することで容量を大きく増やすことができるので、本や動画をダウンロードして持ち運びたいと考えている方は一緒に買っておいたほうが良いです。
Fire本体はストレージ容量が少ない物を購入し、MicroSDで増設といった方法がオススメです。
- 漫画
1冊50MB~160MB - 小説
1冊10MB~30MB - 映画
1本約1GB - ドラマ
1話約230MB
MicroSDを使用することで、数十本の映画や数百冊の本をダウンロードしても容量に余裕があるので、いちいち削除する必要も無くなって快適です。
Fireのシリーズによって使用できるMicroSDの容量が異なります。
大きい容量のMicroSDを購入予定の方は注意が必要です。
シリーズ | Fire 7 | Fire HD 8(Plus) | Fire HD 10 (Plus) |
MicroSD対応容量 | 512GBまで | 1TBまで | 1TBまで |
Fire用カバー
Fireシリーズ用のカバーもかなり便利です。
カバーを閉じると自動的にスリープ状態になり、カバーを開くと自動的に起動します。
いちいち電源ボタンを押す必要がなく、本を開くような感覚で使うことができます。これが地味に快適です。
また、カバーをスタンド代わりに使うこともできるので、動画を見る時などに立て掛けて置いておくことができるのもポイントです。
横置き、縦置きどちらにも対応!

持ち運ぶ予定が無く、自宅でしか使わない場合でもオススメなアイテムです。
Plus用ワイヤレス充電スタンド
Fire HD 8 Plus専用となりますが、ワイヤレス充電スタンドも便利です。
Plusの特徴の一つである、ワイヤレス充電対応をしっかり有効活用することができます。
カバーと比べると価格が高めであることがデメリットですが、興味がある方は使ってみてください!
ワイヤレス充電スタンドかカバーどちらか一つを買いたい場合はカバーがオススメですが、両方使ってもいいかと思います。
まとめ
Fire HD 10の最新モデルが登場したということで各スペックをまとめました。
NewモデルのFire HD 10はスペック高くなり、ワイヤレスキーボードに対応しました。
- Fire 7
- 低価格で性能は低め
- Fire HD 8
- 中間的な性能。
価格も安めでコストパフォーマンス高め。 - Fire HD 10
- 最も高いスペック・解像度。
ワイヤレスキーボードに対応
Fireシリーズは低価格でタブレットを使いたい方にオススメです。
読書や動画鑑賞に便利なのでぜひ使ってみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。